土日
by スッティ
(ゼミ課題を閉じて)
土日に働くのはねぇ、愚ですよ、愚。
(スイッチを取り出す)
緊急取調室
by ハルさん
先生、最後の仕事は終わってない。
私もいい歳なので、
「ただ懸命に生きる」
それを最後の仕事だと思っています。
「Ambitious」
by superfly
ゆっくり歩いてゆけばいい
この手になんにもなくたって
今はきらい、でも私は生きていく
生み出したい、この小さな体から
夢が見たい、明日に行かなくちゃ
憧れは手放さないまま
格好いい私になれ
『農ガール、農ライフ』
by 垣谷美雨
「あんた、もう33歳になったんだろ。男から見たら賞味期限ぎりぎりだよ。私の時代だったら、とっくに期限切れだけどね」
富士江の言い方に、鳥肌が立つ思いがした。賞味というのは、美味しく味わうという意味だ。自分は単なる商品で、これも期限切れ間近らしい。
悔しいことだが、女である自分でも、その感覚ははっきりわかる。というのも、日本はヌード写真で溢れている国だからだ。書店でもネットでも、見ようと思わなくても、女子供の目にも入ってくる。だから、どういう女が美味しそうなのかという男目線を嫌というほど思い知らされながら、日本の少女は大人になっていく。
最近はイケメンのヌード写真も増えてきた。女の「品定めされる側の性」の痛みを、男も少しは思い知ればいい。そう行った底意地の悪い気分になることもあった。
親の一言
by両親
うっとおしくたってうるさくたってなんだって、気分を入れ替えてくれる人がいるのはありがたいことだよ。関係ないこと話しかけられてるうちに、仕事で言われたことなんて忘れちゃうでしょ。ずーっと仕事で言われたことばっかり考えたら、辛くなっちゃうでしょ。
萌はきっとどこでだってうまくやっていけるけど、一つだけ、考えていることを切り替えるのが下手すぎる。地方に行ったら、自分で自分を切り替える方法を見つけなきゃね。
それから、やっぱり萌自身の家族ができるといいよね。